【夏本番☀️】高齢者が特に注意したい熱中症対策と水分補給のポイント

こんにちは。 みる訪問看護リハビリステーションです。

連日30度を超える真夏日が続き、いよいよ夏本番となりました。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

この季節、私たちが特に気を配っているのが**「熱中症」**です。

熱中症は誰にでも起こりうるものですが、特に高齢者の方は注意が必要です。

今回は、ご自宅で元気に夏を乗り切るために、高齢者の方向けの熱中症対策と、上手な水分補給のポイントについて詳しく解説します。


■ なぜ高齢者は熱中症になりやすいのか?🤔

「昔は夏バテなんてしなかったのに…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、年齢を重ねると体にはいくつかの変化が起こり、それが熱中症のリスクを高める原因となります。

体内の水分量が減少する

高齢になると、若い頃に比べて体内の水分量が少なくなります。 もともとの水分量が少ないため、少し汗をかいただけでも水分不足に陥りやすくなります。

暑さや喉の渇きを感じにくい

体温を調節する中枢機能や、喉の渇きを感じる感覚が鈍くなる傾向があります。 そのため、室温が高くても気づきにくかったり、体が水分を欲していても「喉が渇いた」と感じにくくなったりします。

体温調節機能が低下する

暑い時に汗をかいて熱を逃がす、という体の自然な冷却機能も低下してきます。 熱が体にこもりやすくなり、体温が上昇しやすくなります。

これらの理由から、ご本人が「大丈夫」と思っていても、知らず知らずのうちに熱中症が進行してしまう危険性があるのです。


■ 今日から実践!具体的な熱中症対策💡

では、具体的にどのような対策をすればよいのでしょうか。 難しいことではなく、毎日の少しの工夫が大切です。

1.「喉が渇く前」に、こまめな水分補給を💧

一番の基本は、やはり水分補給です。

【飲むタイミング】

喉が渇いたと感じる前に、時間を決めて飲む習慣をつけましょう。 「朝起きた時」「食後」「入浴前後」「寝る前」など、1〜2時間ごとにコップ1杯の水分をとるのがおすすめです。

【何を飲むか】

基本は水やお茶(麦茶などカフェインの入っていないもの)で十分です。 たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや経口補水液も効果的ですが、糖分や塩分が含まれるため、持病のある方はかかりつけ医にご相談ください。

一度にたくさん飲むのが苦手な方は、水分の多い果物(スイカ🍉など)や、ゼリー、スープなどを食事に取り入れるのも良い方法です。

2.「我慢しない」室内での過ごし方🏠

室内でも熱中症は起こります。快適な環境を保ちましょう。

エアコン・扇風機を上手に使う 🌬️

「もったいない」「風が苦手」と思わず、積極的にエアコンを使いましょう。 室温は28℃以下、湿度は**50〜60%**が目安です。 扇風機を併用して空気を循環させると、より効果的です。

日差しを遮る 🪟

カーテンやすだれを活用して、直射日光が室内に入るのを防ぎましょう。室温の上昇を抑えられます。

涼しい服装で過ごす 👕

吸湿性や速乾性に優れた、ゆったりとした服装で過ごしましょう。

3.外出時は万全の対策を🚶‍♀️

● 日中の暑い時間帯(午前10時〜午後2時頃)の外出は、できるだけ避けましょう。

● 外出する際は、帽子や日傘を必ず使用し、風通しの良い涼しい服装を選びましょう。

● 飲み物を常に持ち歩き、休憩をこまめにとることを忘れないでください。


■ こんなサインは要注意!熱中症の初期症状⚠️

ご自身やご家族に以下のような症状が見られたら、熱中症のサインかもしれません。

● めまい、立ちくらみ、顔のほてり

● 筋肉痛、足がつる(こむら返り)

● 体のだるさ、吐き気

● 汗が止まらない、または全く汗をかかなくなる

このような症状に気づいたら、すぐに涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて体を冷やし、水分と塩分を補給してください。

症状が改善しない場合や、呼びかけに反応しない場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう。


■ 最後に✨

今年の夏も厳しい暑さが予想されます。

「自分は大丈夫」と過信せず、今日ご紹介した対策を実践して、元気に楽しく夏を乗り切っていきましょう。

ご自身の体調管理や、離れて暮らすご家族のことでご心配な点がございましたら、いつでも私たち、みる訪問看護リハビリステーションにご相談ください。🙇‍♀️

専門のスタッフが、皆様の安心な在宅生活をサポートいたします。😊

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です